退職代行の流れを時系列で解説|申込〜当日完了まで

退職代行

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更新日: 2026年08月10日

退職代行に申し込んだあと、当日は何が起こるのか分からず不安な方は多いはずです。この記事では、申込から会社への連絡、退職完了までの流れを時系列で解説します。当日の過ごし方や引き止めへの対処、有給・私物のやりとりまで、具体的なイメージが持てるようにまとめました。

「申し込んだら、いつ会社に連絡が入るんだろう」「その間、自分は何をしていればいいんだろう」。分からないことが多いほど、不安は大きくなります。

まずは全体の流れをつかんでおくだけで、当日の緊張はかなり和らぎます。一つずつ順番に見ていきましょう。

依頼後どうなるか分からない、その不安はよくあるものです

退職代行を使うのは、多くの人にとって初めての経験です。「本当に辞められるのか」「会社から自分に直接連絡が来たらどうしよう」といった心配は、決して珍しいものではありません。

実際には、多くの退職代行サービスが会社への連絡から退職完了までの流れをあらかじめ決めた手順で進めています。流れを知っておくことで、当日「次に何が起きるか分からない」という不安をかなり減らせます。

申込から退職完了までの全体像

まずは大まかな流れを表で確認しておきましょう。サービスや状況によって多少前後しますが、おおむね次のような順序で進みます。

タイミング 内容
申込〜相談 LINEや電話で状況を伝え、料金・進め方を確認
契約・支払い 料金の支払い、必要事項(会社名・雇用形態・退職希望日など)の共有
当日朝〜午前 担当者が会社へ連絡。退職の意思を伝達
当日午前〜午後 会社側の反応を担当者が受け、本人へ報告
当日〜数日後 退職書類・貸与品のやりとり、有給消化の調整
退職日まで 離職票・雇用保険関連書類の受け取りを待つ

「当日中に会社への連絡は完了する」ケースが多いですが、退職そのものが確定するのは退職日を迎えたときです。当日イコール退職完了ではない点は、覚えておくと安心です。

申込前日〜当日朝に準備しておきたいこと

当日をスムーズに迎えるために、前日までにいくつか準備できることがあります。焦らず一つずつ済ませておきましょう。

  • 会社の基本情報を整理する
    会社名、上司の名前、雇用形態、入社日、退職希望日をメモしておくと、担当者への説明がスムーズです。
  • 私物・貸与品を確認する
    デスクの私物、社用PC・社員証・健康保険証など、会社に返す物と持ち帰りたい物を分けておきます。
  • 有給の残日数を把握する
    有給消化を希望するなら、残日数をあらかじめ確認しておくと交渉がしやすくなります。
  • 連絡がつく状態にしておく
    当日は担当者からの連絡がいつ来ても対応できるよう、スマホを手元に置いておきましょう。

有給消化については、有給消化は退職者の権利|拒否されたときの考え方と伝え方ガイドで詳しく解説しています。

当日の時系列:申込〜会社への連絡まで

ここからは、当日の動きをもう少し細かく見ていきます。多くのケースで、次のような順序で進みます。

  • 朝、担当者と最終確認
    連絡する時間帯や、伝えてほしい内容(退職希望日・有給消化の希望など)を最終確認します。
  • 担当者が会社へ連絡
    電話またはメールで、本人に代わって退職の意思を会社に伝えます。この間、本人が会社と直接話すことはありません。
  • 会社側の反応を受け取る
    会社側から返答(受理する旨、確認事項、貸与品の返却方法など)があれば、担当者が受け止めます。
  • 本人への報告
    会社からの反応や今後必要な手続きについて、担当者からLINEや電話で報告があります。

「連絡した瞬間に何もかも終わる」わけではなく、会社側の反応を待って、そのつど報告が入るという流れです。連絡が来るまでの待ち時間も、当日ではよくあることです。

会社への連絡はどのように行われるのか

退職代行の担当者は、本人の代わりに退職の意思を会社へ伝えます。多くは電話で、担当者名・退職者の氏名・退職希望日・有給消化の希望などを、あらかじめ整理した内容に沿って伝達します。

会社側から「本人と直接話したい」と言われることもありますが、担当者が本人の意向(直接話すことは難しい旨)を伝えて対応するのが一般的です。

なお、退職代行が「退職を伝える」こと自体は問題ありませんが、会社との交渉(有給消化の条件変更や退職日の調整交渉など)は、資格を持つ弁護士でなければ対応できない場合があります。契約前に、どこまで対応してもらえるサービスなのか確認しておくと安心です。

当日中に退職できる?即日退職の可能性

「今日中に会社との関わりを終わらせたい」と考える人は多いですが、当日中に退職が完了するとは限りません。法律上、正社員などの無期雇用の場合、原則として退職の意思を伝えてから2週間で退職が成立する仕組みになっています。

ただし、有給休暇が残っていれば、それを消化する形で当日以降は出社せずに退職日を迎えることも可能です。つまり「会社に行かなくて済む」のは当日から、「退職が正式に確定する」のは退職日、という違いがあります。

即日退職が認められる条件については、即日退職は条件次第で可能?原則と例外・場面別の注意点まとめで場面別にまとめています。

会社から本人へ連絡が来た場合の対処

退職代行に依頼したあとも、会社から本人のスマホに電話やメールが来ることがあります。突然の連絡に驚くかもしれませんが、慌てて対応する必要はありません。

基本的には、着信履歴や届いたメッセージを担当者に共有し、対応を任せる形で問題ありません。折り返しの電話に出てしまうと、代行を依頼した意味が薄れてしまうこともあるため、まずは担当者に相談してから動くのが安心です。

引き止めの連絡が続く場合の考え方は、退職の引き止めに負けない対処法|情・条件・脅しの3タイプ別も参考にしてみてください。

有給消化・退職日の調整はどうなるか

退職代行に依頼する多くの人が、「有給を使い切って辞めたい」と希望します。担当者から会社へ、退職希望日と有給消化の希望を合わせて伝えてもらうのが一般的な流れです。

会社が有給消化にすぐ応じない場合もありますが、有給休暇の取得自体は労働者の権利として認められています。会社都合か自己都合かによって、退職後の失業保険の受け取り方にも違いが出るため、退職理由の伝え方には注意が必要です。

自己都合・会社都合の違いは、自己都合と会社都合の違い|給付制限・給付日数を徹底比較で詳しく解説しています。

私物・貸与品・退職書類のやりとりはいつ発生するか

当日、会社への連絡が済んだあとに発生するのが、私物や貸与品のやりとりです。多くの場合、次のような手順で進みます。

  • 私物の受け取り
    デスクの私物は郵送で送ってもらえるよう会社に依頼するケースが一般的です。直接取りに行く必要がない場合も多くあります。
  • 貸与品の返却
    社員証、社用PC、健康保険証などは郵送で返却します。返却先や期限は、担当者経由で案内があります。
  • 退職届の提出
    会社によっては退職届の提出を求められます。書き方に迷ったら、テンプレートを使うと安心です。
  • 離職票・書類の受け取り
    退職後、離職票や雇用保険関連の書類が郵送で届きます。到着まで数週間かかることもあります。

退職届の書き方は退職届テンプレート|退職願との違いと正しい書き方・提出手順、業務の引き継ぎが必要な場合は退職の引き継ぎ進め方ガイド|資料の作り方チェックリスト付きもあわせてご覧ください。

当日〜退職完了までにやることチェックリスト

  • 会社の基本情報(雇用形態・入社日・上司名)を担当者に伝えた
  • 退職希望日・有給消化の希望を明確に伝えた
  • 私物・貸与品のリストを整理した
  • 会社からの直接連絡には自分で対応せず担当者に共有すると決めた
  • 退職届の提出が必要か確認した
  • 離職票の送付先(現住所)を会社に伝えた
  • 退職後の健康保険・年金の手続きの見通しを立てた

退職後のお金や保険の手続きについては、辞めたあとのお金カテゴリでまとめて解説しています。

当日によくある失敗例と注意点

退職代行を使う当日、意外なところで戸惑う人も少なくありません。よくある失敗例を知っておくと、落ち着いて対応できます。

会社からの着信に驚いて自分で電話に出てしまい、引き止めや条件交渉に巻き込まれた
私物の返却方法を確認せず、後日会社に取りに行く手間が発生した
有給消化の希望を具体的な日数で伝えず、会社側とのやりとりが長引いた

こうした失敗の多くは、事前に希望を整理して担当者に伝えておくことで防げます。当日焦らないためにも、前日までの準備がやはり大切です。

退職代行を選ぶときに確認しておきたいポイント

当日の流れをスムーズにするには、依頼する退職代行サービス選びも重要です。契約前に、次の点を確認しておくと安心です。

  • 会社への連絡だけでなく、有給や退職日の交渉まで対応できるか(弁護士対応かどうか)
  • 連絡のタイミングや進捗報告の頻度が明確か
  • 私物・貸与品のやりとりについて具体的な案内があるか
  • 料金に追加費用が発生するケースがないか

退職代行サービス全体の選び方や比較については、退職代行カテゴリで詳しく紹介しています。

それでも不安なときは、一人で決めなくていい

「本当にうまくいくのか」「会社と揉めたらどうしよう」。当日を迎える前に、こうした不安が頭をよぎるのは自然なことです。

退職代行はあくまで選択肢の一つで、自分の状況に合うかどうかをじっくり考えて構いません。切り出し方に迷っている段階の方は、退職の切り出し方|上司への伝え方・タイミング・第一声テンプレも参考にしながら、自分に合う方法を選んでみてください。

退職後にどう動くか迷っている場合は、辞め方ステップや次の一歩のカテゴリもあわせてご覧ください。

よくある質問

退職代行に申し込んだら、当日中に会社に連絡してもらえますか?
多くのサービスで、申込・支払い完了後に当日中の連絡が可能です。ただし依頼のタイミングや会社の営業時間によっては翌営業日になることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
会社への連絡後、自分は何をしていればいいですか?
担当者からの報告を待つだけで基本的に問題ありません。会社から直接連絡が来た場合も、自分で対応せず担当者に共有する形が一般的です。
当日中に退職は完了しますか?
会社に出社しなくて済む状態は当日からつくれますが、退職そのものが確定するのは退職日を迎えたときです。有給消化などにより、退職日まで数日〜数週間かかることもあります。
会社から私物を取りに来てほしいと言われたらどうすればいいですか?
直接出社せずに郵送での受け取りを希望する旨を、担当者を通じて伝えるのが一般的です。事前に希望を伝えておくとスムーズです。
退職代行を使うと有給休暇は消化できますか?
有給休暇の取得は労働者の権利として認められており、退職希望日までの消化を希望として会社へ伝えてもらえます。ただし対応できる範囲はサービスによって異なるため、契約前の確認をおすすめします。
当日、会社から本人に直接電話がかかってきたら出るべきですか?
必ずしも出る必要はありません。着信があったことを担当者に共有し、対応方針を相談してから動くと安心です。
退職書類はいつ届きますか?
離職票などの書類は退職後、郵送で届くのが一般的です。会社の事務処理状況によって、届くまでに数週間かかることもあります。
退職代行を使うと会社と揉めることはありますか?
多くのケースでは大きなトラブルにはなりませんが、個別の事情によって対応が異なることもあります。不安がある場合は、契約前にどこまで対応してもらえるサービスか確認しておきましょう。
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次の一歩へ

ここまでお疲れさまでした。次は全体の流れを確認したり、自分に合った辞め方を診断してみてください。


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