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更新日: 2026年08月25日
「もう限界かもしれない」と感じながら、それでも心療内科に行くのをためらっていませんか。
診断書は、休職や退職を後押しする大切な書類ですが、もらい方や使い方が分からず不安な人も多いはずです。
この記事では、診断書のもらい方の手順から休職・退職どちらを選ぶかの考え方、会社への伝え方まで、心身がつらいあなたが次の一歩を踏み出せるよう順を追って解説します。
「これくらいで受診していいの?」と迷うあなたへ
眠れない、朝起き上がれない、涙が止まらない、仕事のことを考えると動悸がする——そんな状態でも「みんな我慢してる」「大げさかもしれない」と受診をためらう人は少なくありません。
でも、心身の不調を自分で軽視する必要はありません。仕事に行くのがつらい、食欲がない、休みの日も気分が晴れないといった状態が2週間以上続いているなら、それは体からのサインです。
「診断書をもらうほどではない」と自己判断する必要はなく、まずは専門家に話を聞いてもらうことが最初の一歩になります。
診断書は本当にもらえる?もらい方の基本ステップ
診断書は、医師が診察のうえで「必要」と判断した場合に発行される書類です。初診でも症状や状況によっては即日発行されることがありますが、経過観察のため数回の通院を経てから発行されるケースもあります。
会社の近くだと同僚に会うリスクがあるため、自宅の近くやオンライン診療の利用も検討しましょう。
いつから、どんな症状があるか、仕事にどう影響しているかを簡単にメモしておくと、限られた診察時間でも伝えやすくなります。
「休職や退職を考えている」ことも遠慮せず伝えましょう。目的が分かることで、医師も診断書の内容を判断しやすくなります。
「休職用」「退職の相談用」など、使う目的を伝えて依頼します。言い出しにくければ「会社に提出したい」の一言で十分です。
病名、療養が必要な期間の目安、就労の可否などが記載されているかを確認しましょう。
診断書の発行は医師の医学的判断によるものであり、必ず希望どおりに発行されるとは限りません。不安な場合は、診察の中で率直に相談してみてください。
診断書にかかる費用は?保険は使える?
診察そのものには健康保険が適用されますが、診断書の発行手数料は自由診療扱いのため保険が効きません。
相場は2,000円〜5,000円程度ですが、医療機関ごとに金額は異なります。
正確な料金は病院によって差があるため、受診前に電話などで確認しておくと安心です。
休職と退職、どちらを選ぶべき?
診断書をもらったからといって、必ずしもすぐに退職しなければいけないわけではありません。まずは休職して様子を見る、という選択肢もあります。
| 休職 | 退職 | |
|---|---|---|
| 収入 | △ 傷病手当金等の対象になる場合あり | × 退職後は失業保険が中心 |
| 会社籍 | ○ 在籍したまま療養できる | × 籍はなくなる |
| 戻れるか | ○ 回復後に復職可能 | × 同じ会社には戻れない |
| ストレス源から離れる度合い | △ 完全には離れられない | ◎ 環境そのものを変えられる |
| 手続きの重さ | △ 会社との調整が続く | ○ 一度きりで完結しやすい |
「まだ会社への気持ちが残っている」「回復すればまた働けそう」と感じるなら休職、「もう戻る気力がない」「環境自体がつらい」と感じるなら退職が選択肢になります。焦って決める必要はなく、主治医とも相談しながら決めていきましょう。
診断書をもらったあと、会社にはどう伝える?
診断書は「渡して終わり」ではなく、伝え方次第で会社側の受け止め方も変わります。
直接会うのがつらい場合は、電話やメールでも問題ありません。対面が難しいときのメールでの伝え方も参考にしてください。
原本は自分の手元に残し、コピーを提出するのが一般的です。就業規則で提出方法が決まっている場合もあるので確認しましょう。
「療養のため休職したい」「退職したい」など、希望をシンプルに伝えます。詳しい伝え方は退職の切り出し方の記事も参考になります。
会社に拒否されたら?よくあるトラブルと対処法
診断書を提出しても、まれに「甘えだ」「もう少し頑張れないか」と引き止められることがあります。
- 診断書があるのに「気合が足りない」と取り合ってもらえない
- 休職を認めず、そのまま出社を強要される
- 退職を伝えても手続きを進めてもらえず放置される
こうした対応は本来あってはならないものです。診断書は医師の判断に基づく客観的な資料であり、会社が一方的に無視できるものではありません。引き止めへの対処法や断り方のセリフ集も参考にしながら、冷静に対応しましょう。
有給消化や即日退職に診断書は使える?
診断書があることで、有給消化や即日退職の相談がスムーズに進むケースはあります。ただし、診断書があれば自動的に即日退職が認められるわけではありません。
有給消化は本来労働者の権利であり、有給消化の権利についての記事で詳しく解説しています。即日での退職を検討している場合は即日退職が可能な条件も合わせて確認してみてください。
退職後のお金・保険はどうなる?
体調がつらい中でも、退職後のお金の不安は無視できませんよね。
自己都合退職であっても、うつなどの心身の不調が理由の場合、ハローワークで「特定理由離職者」として認められ、給付制限がかからない扱いになる場合があります。診断書はその際の重要な証明資料になり得ますが、最終的な判断はハローワークが行うため、必ず窓口で確認しましょう。
失業保険の仕組みは失業保険の金額と受給手順の記事、自己都合と会社都合の違いはこちらの比較記事で解説しています。
退職後の健康保険は任意継続・国保・扶養の比較記事、住民税については退職後の住民税の記事も参考にしてください。
転職や今後に影響しないか心配な人へ
「うつで辞めた」ことが次の職場に知られて不利になるのでは、と不安になる人も多いはずです。
基本的に、離職理由が転職先に自動的に伝わることはありません。面接では事実をそのまま話す必要はなく、前向きな言葉に言い換えることもできます。退職理由の言い換え方の記事を参考にしてみてください。
どうしても言い出せない・通院も難しいときは
「診断書をもらうために病院に行く気力すらない」「会社に何かを伝えるのがもう無理」という状態のときもあると思います。
そんなときは、無理に一人で抱え込まず、退職代行という選択肢もあります。あなたに代わって会社への連絡を行ってくれるため、直接やり取りをする負担を減らせます。詳しくは退職代行カテゴリで解説しています。
診断書をもらう前後のチェックリスト
- 症状がいつから続いているか整理できている
- 受診する医療機関(対面・オンライン)を決めた
- 診断書の発行費用の目安を確認した
- 休職と退職、どちらを希望するか(または迷っている)を整理した
- 会社への伝え方(対面・電話・メール)を決めた
- 提出は原本かコピーか、就業規則を確認した
- 退職後の保険・住民税・失業保険の窓口を把握した
- 一人で対応が難しい場合の相談先(専門家・退職代行)を把握した
よくある質問
ここまでお疲れさまでした。次は全体の流れを確認したり、自分に合った辞め方を診断してみてください。



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